レークサンド地方 LeksandのティッブレTibbleにあるアルヴェーンゴーデンは、1942年にヒューゴ・アルヴェーンの70歳の誕生日に因んで行われたスウェーデン全国の募金により完成しました。家は1944年から1945年にかけて、建築家ニルス・スクーグルンドNils Skoglundにより、ウプサラにあるブロル・ヨルトの家 Bror Hjorths husをモデルに建てられました。アルヴェーン夫妻は1945年8月、アルヴェーンゴーデンに入居します。
ヒューゴ・アルヴェーンは、移り住む前から度々、レークサンドで夏を過ごしていました。1939年にウプサラ大学の音楽監督の職を引退すると、ヒューゴと当時の妻、カーリンはレークサンド地方に住居を移し、余生を送る家を探していました。夫婦は川辺に建てられた新居を大切に手入れしていきました。
ヒューゴ・アルヴェーンは生前、ティッブレのアルヴェーンゴーデンが将来、自分の記念館になることを希望していました。1960年にヒューゴが亡くなった後、彼の3人目の妻であったアンナ・アルヴェーンが率先し、1962年にアルヴェーンゴーデンは記念館として公開されました。現在、アルヴェーンゴーデンは王立音楽アカデミーが管理するアルヴェーン基金が所有しています。